府中トン子のただいま迷走中

四方山話を書くブログです。

薄幸な女

男性のみなさん、「薄幸そうな女性」についてどう思いますか?
好きな女性のタイプは?と聞かれたときに「幸が薄そうな人」という人はまずいません。
大概、「明るい」「ポジティブで前向き」「一緒にいて楽しい」「癒してくれる」など、薄幸とは真逆の性質が挙げられていることが多いです。

 

 

私自身も、仕事で嫌な事があった日も、お腹が痛いときも、努めて明るくふるまうことが最善と考えていました。それは対異性というだけではなく相手に好感をもたれるにはそうすることが大切だと思っていたのです。

 

 

その反面、薄幸そうな女性がモテるという話もたまに聞きます。
数年前まで都市伝説だと思っていたのですが、出会ってしまったのです。今日はそんな幸薄女性のお話をしたいと思います。

 

 

彼女は40代前半の独身女性、年齢に合わずとても華奢でかわいらしい外見をしています。ウィスパーボイスで話し、いつも困ったように笑っている女性です。

 

 

元気がなさそうだったので「調子悪いんですか?」と聞くと、「はい・・最近元気がなくて・・」と泣きそうな顔で笑うのです。聞くと5人の既婚男性と並行で不倫をしているとのこと。誰も奥さんと別れる気配もなく精神的に参っているというのです。

 

なんでそんなことになるのかさっぱりわかりませんでした。

 

たまたまある日、私がお世話になっていた取引先の男性(既婚)を今後の仕事を円滑にするために彼女に紹介したときのことです。明らかにその男性は、浮足だっていました。私と話すときと明らかに違うのです。

男性から「彼氏はいないの?」と聞かれると「いないんです・・・」といい、うるんだ瞳で「私、男性から好きって言われると好きになってしまうんです。ダメですよね・・」と畳みかけます。男性はもうファ~となってしまっています。

 

 

なるほど!と思いました。

彼女は性別年齢関係なく、すべてにこのような態度で接するのです。

相手との関係性や立場関係なく、「つらいから助けて」というシグナルを送ります。

イメージとして、暗いというより、弱弱しいという言葉が良く似合います。

暗い女性は嫌われますが、弱弱しい女性は、同性で年下の私でさえも、なんとか励まさなければという気持ちにさせられるのです。

 

男性ならなおのことでしょう。誰彼構わずそのようにふるまっているため、「彼女にはオレが必要だ!」と本気にしてしまう男性も多いと思います。

本気にする男性の中でも彼女が受け入れるのは、既婚男性ばかりでした。

 

彼女の生い立ちを聞きましたが、両親が離婚していたり、暴力があったりと家庭環境は恵まれているとは思えないものでした。

一般家庭に生まれて当たり前のように受けられる愛情が受けられていなかったことが、大人になって、多くの人に自分を気にかけてほしい、心配したり、愛情をかけてほしいととれるような振る舞いを引き起こしてしまうのかな、と勝手に分析しました。

 

 

そんな彼女は、この度結婚をしました。

しかし、その結婚相手は3股をしていたという不誠実な男性だということです。そんな話をまた憂いを帯びた表情で語り、「ほんとに私って駄目ですよね」というのです。

 

 

私は『こらアカンわ』と思いました。

彼女が不幸でいることは、彼女が彼女として保つために欠かせないものなのです。幸せな結婚を選ぶこともできたでしょうが、そうすると誰も彼女を心配してくれなくなります。あえて危なっかしい行動をとることで、彼女はイキイキしてくるのだ、こんな人に惑わされるのは時間の無駄、そう悟ったのでした。

 

 

これからも彼女に同情することなくウォッチングを続けよう、そう心に決めたのでした。

友人宅にて③~おもてなし?~

先月訪問したAという友人宅に再び招かれたため、行ってきました。

 

前回、訪問した際にお手製の昼食を食べていたときに、「茶碗蒸しを作るのが苦手」と何気なく話題にしたところ、今度講習を開いて作り方を教えてあげるということで今回の訪問が決まったのです。

 

 

茶碗蒸しが得意であれば口頭でコツや注意点を教えてくれたら十分なのですが、彼女はとにかく張り切っていました。そこからこまめにメールが来るようになりました。最初はあまり気にならなかったのですが、だんだんAの張り切りにモヤつくようになってきたのです。

 

 

まず、ほかに苦手なものがあれば教えてあげられるが何かないかというメールが来ました。
私は、茶わん蒸しの蒸しの部分さえ教えてもらえばいいのでお構いなくと返信しました。
そしてその返信に対し、Aは「では趣味で構わせていただく」と返ってきたのです。

 

 

次に、肉のそぎ切りの仕方やエビの背ワタ取りの方法は知っているかというメールが来ました。蒸し方のコツだけ知りたいと伝えているし、毎日料理をしているのでそれくらいはできるってわからないだろうか、と思ったので、「それは一応できます」と伝えました。

 

 

次に、結婚したら休日も家事に忙しくて趣味のアニメ鑑賞がなかなかできないという愚痴メールが来ました。
「いつも完璧に家事をしているからたまには手を抜いたら時間が作れるのではないか」と返信しました。
返事は来ませんでした。

 

 

さらに、張り切って「当日は10品作る予定です」というメールが来ました。
私は以前から再三お構いなくと伝えていますし、家事に時間を取られて趣味に時間が割けないと嘆いていることも聞いているので、「本当にお構いなく」と念押ししました。
返事は来ませんでした。

 

 

 

さて当日、レシピを記載したレジュメが用意され、料理番組さながらに下準備が施されたキッチンで講習が始まりました。品数はきっちり10品ありました。

 

 

Aは準備にかなりの時間をかけていたはずです。あれだけやればかなり疲れたのではないかと思います。それくらいのおもてなしを受けました。

 

 

でも私からすれば、ちっともうれしくないのです。彼女が費やした時間や労力は私に向けてではなく自己満足のためと感じたからです。
しないでほしいということをして喜んでほしいというのは何とも身勝手でないでしょうか。

 

 

家事についても自分で決めている事であって、誰かから強制されていることではないのにさせられている感を出して一人で苛立っているのにも疑問を感じます。

 

 

とはいえ、おもてなしとは自己満足と表裏一体というところで、本当に相手にとって心地よいことをするのは難しいと感じます。そしてここまでAに対して批判してしまうと自分で自分の首を絞めておもてなしを難しくしているようにも思います。

 

 

今回のことを反面教師にとりあえず、マウンティングをしないおもてなしを心がけてみます。

友人宅にて③~おもてなし?~

先月訪問したAという友人宅に再び招かれたため、行ってきました。

 

前回、訪問した際にお手製の昼食を食べていたときに、「茶碗蒸しを作るのが苦手」と何気なく話題にしたところ、今度講習を開いて作り方を教えてあげるということで今回の訪問が決まったのです。

 

 

茶碗蒸しが得意であれば口頭でコツや注意点を教えてくれたら十分なのですが、彼女はとにかく張り切っていました。そこからこまめにメールが来るようになりました。最初はあまり気にならなかったのですが、だんだんAの張り切りにモヤつくようになってきたのです。

 

 

まず、ほかに苦手なものがあれば教えてあげられるが何かないかというメールが来ました。
私は、茶わん蒸しの蒸しの部分さえ教えてもらえばいいのでお構いなくと返信しました。
そしてその返信に対し、Aは「では趣味で構わせていただく」と返ってきたのです。

 

 

次に、肉のそぎ切りの仕方やエビの背ワタ取りの方法は知っているかというメールが来ました。蒸し方のコツだけ知りたいと伝えているし、毎日料理をしているのでそれくらいはできるってわからないだろうか、と思ったので、「それは一応できます」と伝えました。

 

 

次に、結婚したら休日も家事に忙しくて趣味のアニメ鑑賞がなかなかできないという愚痴メールが来ました。
「いつも完璧に家事をしているからたまには手を抜いたら時間が作れるのではないか」と返信しました。
返事は来ませんでした。

 

 

さらに、張り切って「当日は10品作る予定です」というメールが来ました。
私は以前から再三お構いなくと伝えていますし、家事に時間を取られて趣味に時間が割けないと嘆いていることも聞いているので、「本当にお構いなく」と念押ししました。
返事は来ませんでした。

 

 

 

さて当日、レシピを記載したレジュメが用意され、料理番組さながらに下準備が施されたキッチンで講習が始まりました。品数はきっちり10品ありました。

 

 

Aは準備にかなりの時間をかけていたはずです。あれだけやればかなり疲れたのではないかと思います。それくらいのおもてなしを受けました。

 

 

でも私からすれば、ちっともうれしくないのです。彼女が費やした時間や労力は私に向けてではなく自己満足のためと感じたからです。
しないでほしいということをして喜んでほしいというのは何とも身勝手でないでしょうか。

 

 

家事についても自分で決めている事であって、誰かから強制されていることではないのにさせられている感を出して一人で苛立っているのにも疑問を感じます。

 

 

とはいえ、おもてなしとは自己満足と表裏一体というところで、本当に相手にとって心地よいことをするのは難しいと感じます。そしてここまでAに対して批判してしまうと自分で自分の首を絞めておもてなしを難しくしているようにも思います。

 

 

今回のことを反面教師にとりあえず、マウンティングをしないおもてなしを心がけてみます。

公務員をニヤニヤ観察する方法

いきなりですが、公務員ってどんなイメージがありますか?七三分けで眼鏡をかけて杓子定規な物言いの真面目を絵にかいたような感じでしょうか。

 

最近の若手職員はそのイメージからだいぶかけ離れているように思います。

私は、少しの間、とある地方公共団体で働く機会がありました。

20代から30代くらいの若手職員はコミュニケーション力が高く、ファッションやメイクなども流行を取り入れ、一見して公務員と思えないくらい垢ぬけている人もいます。

 

 

この「一見して公務員と思えない」というのがポイントです。

観察していると、彼らは公務員なのに公務員と思わせない、というギャップをとても大切にしているように感じられるのです。

私はこのギャップをニヤニヤしながら観察するのが好きでした。

 

例として実際私が出会った公務員たちの話をします。


ある男性職員Aさんは、パンツのベルト通しにウォレットチェーンをつけていました。彼が近づくとチャリンチャリンとチェーンの音がします。「Aさんが来ると音ですぐわかりますね」と話すと、パーマをかけた前髪をかきあげながら「いやー、鍵をすぐ失くしてしてしまうのでこうしておかないとダメなんですよ」と言っていました。

 

別の男性職員Bさんの場合は「いやー、昨日寝てなくて眠いっすわー」というので、話を聞いてみると(こういうのを誘い受けっていうんですよね)、自身が企画したDJイベントで夜通しプレイに興じていたというのです。


大手企業でもリストラや倒産で不安定な中この10年くらいで公務員人気が急上昇しました。要領よく大学生活を送ってきた学生の就職希望先としても公務員を選ぶ人も増えてきたことが、この現象を生んでいると思うのです。

 

学内のヒエラルキーの中程度以上にいた学生が、自分の実力と将来を冷静に判断した選択した結果が地方自治体だったということでしょう。

お堅い公務員をやっているけど私生活はお堅くはないんだという自己顕示欲が漏れ出ているような気がするのです。

 

AさんもBさんも公務員なのに型破りなんだと思われたい雰囲気をビシビシ感じます。しかし、チェーンを使うにしても、鼻ピアスと耳ピアスをチェーンでつなぐような公務員として破天荒すぎることはせず、イベントをするにしても副業としてお金を取るようなことはしません。

ぎりぎりお咎めがない線をついてくるのが非常に公務員的だと思うのです。

 

 

そしてそんな彼らは判を押したように20代半ばで職場結婚し、すぐに子どもを作ります。本来20代半ばで結婚し、20代のうちに出産をしておくことは体力的にも経済的にも理想的と言えます。しかしこのご時世、20代での就労や収入が不安定なことから、結婚や出産に消極的になる傾向があるのも事実です。

公務員だと、よほどのポカをしない限り退職に追い込まれることはないでしょうし、倒産の心配もありません。そして、職場結婚を選ぶと、産休育休などの福利厚生も手厚く、収入や年金も2倍なのでかなり手堅い判断と言えます。

こんなに結婚する時期やその相手選びが同じようだと、彼らが見せたいであろう「公務員らしくなさ」のかけらもありません。自由奔放さやハートで行動するのとは程遠く、極めて功利的な行動です。

イケてる一面を見せて型破りな公務員に見せようとしつつ、実際やることはお堅い公務員そのものという、いけすかない気質が、公務員の仕事を続ける上で向いているのではないかと思っています。

 

 

公務員の仕事は市のため、市民のためと思ってするには、やりがいが目に見えにくい仕事が多いように思います。
また、反対に上司や同僚に認められたいがために仕事すると仕事に押しつぶされてつらいものです。

 

 

今回取り上げた公務員は、公務員の仕事を選んだのはあくまで安定し堅実な人生を送るためのツールでしかないという印象を受けます。そして、公務員の仕事自体、むしろそのドライさが求められる仕事なのではないかと考えています。

 

 

 

だから、公務員らしくなさをアピールしてくるのは鬱陶しいですが、こういうタイプの人がこの市を支えてくれているんだと思うようになると、ニヤニヤしながらでも話を聴けるようになりました。

 

職業病自慢

自慢にはいろいろな種類があると以前ブログに書きました。今日は職業病に絡めた自慢を行う人にスポットを当てたいと思います。

 

私が小さいころ職業病というのは、例えば林業に従事している人が、木を伐採するときに使用するチェーンソーの振動によって、振動障害が起こり仕事や日常生活に支障をきたしてしまう、などということを指すと学んだ記憶があります。

 

 

しかし最近は本来の意味から発展して、その職業ならではの癖や習性も職業病と呼ぶようになり会話の中にも気軽に使われるようになりました。 職業病自慢となると、この部類に入る自慢です。

 

 

例えば、整形外科医だからつい初対面の人の骨格が気になってしまうとか、アナウンサーだからイントネーションや言葉の使い方が違うと指摘したくなるなど、「これは職業病だねー」と言って、自虐を入れながら自分の職業を自慢するのがスタンダートかと思います。

医師であったりアナウンサーであれば、比較的うらやましがられる職業なので納得できます。

 

 

ところが、この研究続けていくうちに変化球とも言える職業病自慢があることを発見しましました。

 

大学教授とお話をする機会があったときの事です。
その先生は「書類の整理をするのがどうも苦手」「試験の時などに用紙の枚数を数えるけどどうもうまくいかないんだ」などとうなだれていました。

 

 

このようなごく初歩的な事務作業は一般企業のサラリーマンはできて当たり前です。それができないというのはその世界では仕事が恥ずかしいことかもしれません。しかし、大学教授はそれが出来なくても研究が出来れば問題ありません。サラリーマンと仕事ができるできないの価値観が全く違う世界に身を置いているということを暗にアピールしているわけです。

 

このパターンは最近結構見かけます。
「今日が何曜日かわかんなくなってるよ」
「満員電車なんて長いこと乗ってなかったから、久しぶりに乗ると辛くて・・」

などサラリーマンが窮屈に感じている人(感じていた人)にのみピンポイントで気づく、職業病自慢があるのです。

 

 

そういう人に出くわした場合はにっこり笑って「○○のお仕事だとしないことですもんね」と認めることが円滑なコミュニケーションになるでしょう。毒舌が許される間柄であれば「それ自慢したいんですか?」とストレートに突っ込んでも面白いかもしれませんね。

 

 

終わりに、こないだスーパーで20歳くらいの男性が連れの女性に向かって「オレ、コンビニでバイトしているから、商品が一番手前に出てないと気になるんだよね」「オレ、自分の買い物でも袋詰め超早いんだよね、コンビニでバイトしてるからさ」としきりに話していました。

これも職業病自慢かなと思いながら連れの女性の顔を何気なく見たところ、死んだ魚のような目をしていました。彼の職業病自慢は彼女には届いていなかったようです。

シリアス自己中女について

今日のテーマは自己中なシリアス女です。

 

男女問わず、自己中心的な思考回路の人っていますよね。

自己中な人にもいろいろなタイプがいて、天真爛漫にあけすけにふるまう人や、ヤンキーのように高圧的にふるまう人、都合のいい理屈で責めてくる人、自己中な自分をギャグにしてしまう人などなどいると思いますが、このタイプの人達はわかりやすいので比較的「あの人って自己中だよね」と言われやすい人たちだと思います。

 

 

自己中なシリアス女はそれらとは一線を画していて冷静に事の成り行きを見ると、かなりの自己中心的な行動をしているのに、多くを語らず努めてシリアスにふるまうことで、自己中と思わせない雰囲気をもつ女性のことを言いたいのです。(そんな男性もいるかもしれませんが今回は女性について)

 

 

このテーマで話したくなったきっかけは、私の趣味であるインスタグラムウォッチングの最中に見つけたとある女性の過去の黒歴史を絵日記にしたアカウントが目に留まったことからでした。

どんな話かというと、主人公は大学デビューした女性なのですが、自分に自信がないという理由で自分にちやほやしてくれる男性とすぐ肉体関係を結んでしまうようになります。

 

彼氏ができても面と向かって自己主張が出来ず、自分に都合の悪いことがあると何も言わずメソメソと泣き出したり、優しい言葉をかけてきた別の男性と二股交際をしてしまうのです。

 

その男性の事は好きではなかったと一方的に別れを告げて、男性を怒らせると『怖いよぅ・・この場から逃げたい』と思いながら、「精神的に弱っているのでごめんなさい」とその場しのぎの言い訳をして立ち去ったりします。

 

その後も本命彼氏といちゃつきたいがために一人暮らしを始めようと彼氏に内緒でキャバクラでバイトをしたり、本命彼氏とうまくいってないときの寂しさをキャバクラの客をたらしこめることで、埋めようとしたりします。それの繰り返しのような絵日記です。

 

よくある話と言われればそれまでですが。

 

 

しくしくと涙を見せたり、「きらいじゃないけど別れましょう」と言ってみたり、「私って弱いから」なんて真面目な顔で言われると、シリアスさが先に立ってしまって行動の自己中さが見えなくなる現象が起きてしまうことってないでしょうか。

 

そういう女性って異性にはもちろん、同性もうっかり騙されてしまうことが多いと思います。

 

私の周りにもシリアス自己中女はいます。

学生時代の友人で名前はC子としましょう。

C子は学生時代からモテる女性で、常に男性の噂は絶えない状態でした。社会人になってからもその勢いはとどまらず、ナンパで知り合った同世代の男性と交際を続ける一方、職場の上司と不倫をしていました。

ナンパで知り合ったとはいえ、その男性は、女性慣れしておらず一緒にいてもつまらなかったため、不倫男性との関係でバランスを取っていたそうです。しかし、ナンパの男性は彼女にとって結婚の上での条件が良かったため、C子と結婚をする流れになってきました。ナンパの男性の目には彼女はうぶでか弱く守ってあげたい存在に映っていたようですが、その裏でC子は焦っていました。

 

C子と上司の不倫が、上司の妻にばれてしまったのです。妻は夫、C子と3者面談を希望しました。修羅場です。そこでC子は何も言わずさめざめと泣いたそうです。結果的にC子は会社も辞めて不倫男性とはもう会わないという約束をして事なきを得ました。

 

つまりC子はこの修羅場を逆手にとって体よく不倫を終わらせて、ナンパ男性との結婚に集中できる状態を作ることが出来たのです。


妻にとっては不倫相手を封じ込めたつもりでいたかもしれません。不倫男性はさめざめ泣くC子に胸を締め付けられたかもしれません。少なくとも彼女が胸をなでおろしているとは思ってもいないでしょう。それもこれも彼女のシリアスな雰囲気の賜物です。

 

きれいごとでごまかしたり、泣いたりして、相手に気を遣ってもらうやり方は、攻撃を免れる一番の方法です。つまりこのタイプが一番自己愛が強くタチが悪いように思います。自己中中の自己中です。同情してしまったら最後、術中にはまったのも同然です。でも一見そう見えないのが厄介な所です。

 

シリアス自己中女に振り回されないために、シリアス自己中女の特徴を考えてみました。

① いかなるときも本音を言わない。
② 決断しない。自己主張もしない
③ なにかあると、言葉が出るまえに泣く。

まだあるかもしれませんが、こんな感じでしょうか。

 

もしもこんな人がいたら、深く関わるのには覚悟が必要です。相手に同情せず、現状を冷静に見極めましょう。

 

佑ちゃんがんばれ

以前、私は野球を見るのが好きという話をしました。今の時期はオフシーズンなので、プロ野球に関する情報はキャンプや個人のトレーニングに関しての事が多いですね。
最近出たプロ野球ニュースで引っかかったのが、「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹投手についてのことでした。

 

 

斎藤佑樹投手と言えば、早稲田実業高校で甲子園に出場し、全国から注目を浴びました。

野球に詳しくない人でもその名前と活躍は記憶に残っていることでしょう。その後、早稲田大学に進み、北海道日本ハムファイターズにドラフト一位で入団します。プロ2年目では開幕投手を務め、完投勝利を収めこそしましたが、その後は怪我にも悩まされはじめ、2軍でくすぶっている事も多くなりました。

2016年の成績は0勝1敗、来シーズンでプロ7年目になります。

 

 

プロでの活躍ぶりを見ると、いつ戦力外通告を受けてもおかしくないという人もいるくらい期待に応えられていません。

それでもチャンスを与えられ続け、来期も契約を継続されているのは、彼のもつ知名度や人気に助けられている部分が大きいと思います。

今でもマスコミに注目をされニュースになるくらいなのですから。

 

 

そこで、今回目にしたニュースです。清原や中田翔などを指導したカリスマトレーナーケビン山崎氏に師事し、自主トレを行っているというものです。歯を食いしばってトレーニングを受ける写真が掲載されていました。

「キツくても自分の身になっている実感がある」「一番いいときに比べればまだまだだが、最近では一番いい」など、来期には結果を出せると期待するコメントを残しています。

 

 

この記事を読んで、私は以前勤務していた職場での自分に重ねていました。

 

私は、以前のブログでも話したように、アパレル関係の販売員をしていました。配属されたのは、全店の中でも急成長の売り上げをマークしている勢いのある店舗でした。高い売り上げ目標を掲げられ、体育会系のノリでビシバシしごかれる毎日です。

 

 

私は洋服が好きというだけで就職したため、売り上げが良いことに喜びを感じるタイプでもなく、気が利かず、ぼんやりした性格であったため、お客さんに積極的に商品を勧めて売り上げを上げるやり方になかなかなじむことが出来ませんでした。

しかし、就職氷河期でやっとつかんだ就職先であり、見栄っ張りでもあったので、実際に売り上げを上げる努力をするよりも職場で良いポジションを維持しようとアピールする方に励むようになりました。

偉い人たちに管理職を目指していると言ってみたり、売り上げを上げるためにこのような努力をしていると、ペラペラと語ってはその場しのぎをしていたのです。

 

 

早々と見限られてもおかしくない状態でしたが、運がいいのか悪いのか、売り上げのよい先輩が次々と辞めることで、逆に期待されるようになり、私もアピールのスキルだけは上がっていたように思います。

結局最後まで、販売の仕事に意味が見いだせず、プレッシャーにも耐えられず退職することにしたのです。

 

 

ドラフト1位のプロ野球選手と、しがないどこにでもいるやる気のない販売員を比べるのは大変おこがましいことですが、斎藤佑樹投手にもどこか似たものを感じたのです。

 

 

マスコミを集めた派手な自主トレのやり方や、周りに期待を持たせるコメントを取ってみても本当に自分のためになるものを選んだり自分の現状を語っていないように見えます。注目されるがゆえに、プロ野球選手として生き残りたいがゆえに「やっている風」を見せ続けなければならなくなっているのではないかな、と思うのです。

 

それは年を重ねるごとにつらくむなしくなってくるような気がします。

 

自分の足りていないところから目をそらさず、愚直に足りない部分を一歩一歩補っていくことが大切だと思います。(自分がそうすればよかったと思っていることなのですが)

 

冴えない成績でもこれだけ注目される選手は珍しいです。ここで踏ん張って伝説を作り上げてほしいものです。