府中トン子のただいま迷走中

四方山話を書くブログです。

大根役者と呼ばれて

皆さんは見ていますか?ドラマ「あなたのことはそれほど(以下あなそれ)」。

私は日ごろドラマを見る習慣がないのですが、この春は少しテレビのある環境にいたこともあり「あなそれ」と、「フランケンシュタインの恋」、「小さな巨人」を何気なく見ていました。

途中でテレビのない生活に戻り、そのタイミングで「小さな巨人」は脱落したのですが、「あなそれ」と「フランケンシュタインの恋」はTVerで見続けています。(便利な世の中になりましたネ)

 

「あなそれ」は最初こそ、波瑠演じる渡辺美都と鈴木伸之演じる有島光軌のゲスいW不倫にイラつき、テレビに向かって二人に口汚く罵ったりしていました。

大概のドラマは主人公に共感や同情を持つものですが、「あなそれ」に関しては全く同情も共感もさせてくれません。

すがすがしいくらいアホな主人公はこのようなテレビドラマではなかなか珍しいように思います。それがこのドラマの新鮮なところであり、魅力と言えます。

 

ですが、回を追ううちにふと気づいたことがありました。

 

東出昌大演技上手くなってね??

 

東出昌大さんの演技は少々アレなことはご存知の方も多いと思います。

どれくらい世間に下手と思われているかというと、Yahoo!で「東出昌大」を検索すると関連検索ワードに「東出昌大 演技 下手過ぎる」と出てくるくらいです。

 

私が彼を初めて知ったのは映画「桐島、部活やめるってよ」でした。

主要キャストに抜擢された東出さんの役どころは、スクールカースト上位の男子高校生でイキがることはないがなんでもそこそこカッコよくこなすため周りから一目置かれた存在だったと思います。たぶん。

 

セリフも少ないし、感情を表にあまり出さない役だったため演技が悪目立ちをするということもなかったように思います。

 

「桐島~」のヒットに乗じて東出さんにも注目が集まり、その後もドラマや映画に出ることになります。私がその次に彼を見たのが朝ドラの「ごちそうさん」でした。

棒読みにつぐ棒読みで一話見ただけでいたたまれなくなり「ごちそうさん」とつぶやいてみるのを止めました。

 

東出さんはその後も大根役者の異名を欲しいままにしつつ、数々の作品に起用されます。

 

このイケメン俳優戦国時代のご時世、見た目が良くて演技もそこそこできる俳優はたくさんいるのにどうして東出さんにオファーがくるのか。

 

東出さんはイケメン俳優の中でも一度見たら忘れない顔だからだと思っています。

正直、私くらいの年齢でも、山﨑賢人と賀来賢人の違い、瀬戸康史千葉雄大の違いがもうわからなくなってきています。

というかどっちでもええんちゃう?とさえ思ってしまいます。

 

東出さんはというと80代の私の祖母でも認識できるのです。これって俳優さんにとって大切なことですよね。

 

しかしいかんせん大根役者なのです。俳優にとっては致命的です。ドラマを没頭してみようとしても演技が下手だとツッコミモードに転じてしまい、純粋に内容を楽しむことが出来なくなってしまいます。

 

「あなそれ」が始まる前には「おいおい、チミは作品の邪魔をしないでおくれよ」と思っていました。

 

正直、棒読みはまだ残っています。しかし彼が演じる渡辺涼太の嘘くさい程いい人なキャラクターには違和感はありませんでした。

「桐島~」の時のように役の雰囲気でごまかせる系だと思います。

 

次第に妻である渡辺美都の不倫を疑うようになり、涼太の内にある猟奇的な部分が見え隠れしてきます。

美都の前の穏やかな顔と裏腹に、美都が寝た後にスマホをチェックする様子はぞっとさせるものがあります。

また不倫していることを知っていると美都に告白するシーン。

感情を爆発させ、別れを言い渡すかと思いきや、「それでも愛し続ける」と不気味に明るい笑顔を振りまく演技はもうイケメン俳優とは思えない気持ち悪さが滲み出ます。

 

これって上手いってことですよね。

 

私は反省しました。あなたのことをどれほど見くびっていたでしょうか。これじゃ「あなどれ」です。実際見ていない間に一皮むけて侮れない俳優に成長していたのですね。

・・ええ、うまいこと言うたつもりです。

 

楽しみにしていた「あなそれ」も残すところあと一回。東出さんは最後どのような演技で私を魅了してくれるのか楽しみです。そして今後の東出さんを注目していきたいと思います。

 

J-WAVEを聴いてみたら

これまで頑なにひとつのAMラジオを朝から晩まで聞き続けていたわけですが、やはり土日のAMはきついということで、この6月からとうとうJ-WAVEを取り入れることにしました。

 

いやー、オシャレの一言に尽きます。

 

同じ自宅で聴いているのに見る景色が違ってくるのだから不思議です。

おしゃれ過ぎて普通に皮をむいてそのまま食べていたバナナを、ひと手間加えてスライスしパンにのせてシナモンを振りかけてトースターがないので魚焼きグリルで焼いて食べてしまいました。

シナモンと昨日焼いた鮭の残り香が相まって異様な香りに包まれましたが、これは今の私の中で起きるまさに象徴的な出来事といえましょう。

 

流れる音楽も違いますのでね。

 

J-WAVESuchmosや10何年ぶりに新曲を出したMONDOGROSSOが都会的に流れるのに対して、AM(私が聴いていた)は精一杯都会的な選曲でアルフィー稲垣潤一でしたから、この違いは歴然です。

 

DJももちろん違いますのでね。

 

若干英語訛りのハーフの人が多いJ-WAVEに対し、お国訛りの地方タレントや加藤諦三さん(ラジオ人生相談でおなじみの名物パーソナリティ)ですからその違いは歴然なのです。

 

AMをdisってるわけではありません。どちらがいいとは言い切れないのです。

 

AMの魅力はなんといっても野球中継ですし、夜にクスクス笑いながら聴くバラエティ番組であります。特にバラエティ番組は継続して聴くことで一種の友達のような親しい笑いを得ることが出来ます。これはスカしたJ-WAVEでは味わうことが出来ません。

 

J-WAVEはフォローしているのに対して、AMは肩を組んでともに一日を過ごす存在というのがしっくりきます。いずれも日常生活に潤いをもたらしてくれることには変わりありません。

 

これからも使い分けでラジオの海を泳いでいきたいなと思います。

 

 

友人Aがやってきた。

以前「友人宅にて」で取り上げた高校時代からの友人Aが我が家にやってきたときのことを想いだしたので今日はそれについて書きます。

 過去記事はこちら

huchu-ton.hatenablog.com

huchu-ton.hatenablog.com

huchu-ton.hatenablog.com

 

私は出産し、赤ん坊の子育ての真っ最中のころでした。

 

まだ生後1か月も経たないときにAからメールがあり、「お家にお邪魔したいのだけどいつがいい?」と尋ねてきました。

赤ちゃんの生後1か月までは免疫力も低いため外出は控え、人の出入りも極力控えることが最近では一般的であるように思います。母親も、出産と産後の子供のお世話で身体がガタガタな頃でもあります。

 

私は「〇日に1か月健診があるのでそれが終わってから連絡するよ」と返しました。〇日が過ぎ早速Aから「〇日が過ぎたけどいつがいい?私は△日、×日、□日がいけるよ」とメールが来ました。

 

こちらから連絡すると言ったのに早速かよ!と思いながら日にちを決めました。その数日後「旦那も赤ちゃんを見たいと言ってるんだけどいい?旦那が一緒なら食べたいお菓子を買わせて持っていくよ」というメールが来ました。

過去記事のとおり、別に私はそのご主人と親しいわけではありません。ただ、Aの家に行くともれなく彼がいて、もれなく会話するところに同席していて、もれなくとなりでひっそりと相槌を打っている、それくらいの関係性です。

それにAはいつもAの夫をコケ落としていて、嫌悪感をあらわにしています。それなのに何故二人でわざわざ来る必要があるのでしょう。

 

ちなみに私の夫はAに会ったことはなく「家族ぐるみの付き合い」というわけでもないのです。

 

二人で来ることが本当に謎すぎます。

AやAの夫にとって私は二人で訪問することが当然なくらいの仲良しだと思っているのでしょうか。それともアメリカンナイズされていて、行動は夫婦単位で、という考え方の持ち主なのでしょうか。

 

しかし、Aは来てよくてAの夫には遠慮してもらう理由も見つからず、「どうぞ」と受け入れることにしました。

 

私は当時子供に母乳を与えていましたので、二人が訪問中に授乳することがないよう訪問予定時間に合わせて、子供にたっぷりと母乳とミルクを与えておきました。

 

これで3時間はぐずらずにいてくれるだろうと思った矢先、Aからメールが来ました。

「ゆっくり昼食を食べて、お土産のお菓子を作っていたら出るのが遅くなっちゃった。のんびり待っててね」とのこと。

 

これまでなら「ほうほうそれならのんびり待っておこう」と思えるところですが、こちらは子供がぐずらないように逆算して授乳をしてたのが台無しになってしまったので穏やかにはいられません。

そして『私の好きなお菓子を買ってくれるために旦那を連れていくということだったのに手作りするなら連れてくる理由なくね?』ともツッコミを入れずにはいられませんでした。

 

予定から遅れて夫妻は到着し、手作りのお菓子を食べ雑談を交わしました。するとそれまですやすやと眠っていた子供がお腹を空かせてぐずり始めました。

 

授乳をせざるを得ず、二人に断って彼らに背を向けて部屋の隅で授乳を始めました。二人は気を遣ってキッチンの方に移動していたのですが、手持無沙汰になったのかキッチンにあるものについて「このお菓子食べたことないね」とか「ここの魚焼きグリルは両面焼きだね」などと会話していました。私の方を見ないようにした配慮はありがたいのですが、キッチンのことをあれこれみられるのも恥ずかしくて戸惑いました。

 

その後しばらくして二人は帰っていきました。そのときは、二人に対して苛立ちの気持ちが強かったように思います。しばらく日を置いて彼女たちの立場に立ってみることにしました。お祝いを渡しに行ったのに子供はワーワー泣き出すし、いきなり同じ部屋で授乳し始めてどうしていいかわからなかったという風に感じているかもしれません。

 

授乳のために別室に移動した方がよかったのか、旦那さんが来るのを断った方がよかったのか・・

仮に旦那さんの訪問を断ったとしてもA単独でも何らかのモヤつきを残して去っていくと考えられるので、初めからAの訪問を受け入れない方がよかったのかもしれません。

 

Aの押しつけがましさは相変わらずですが、良かったことを見つけるとすればこの日はAのAの夫に対する態度が柔らかかったことでしょうか。二人だけで休日を過ごしても楽しく過ごせるようにさらに仲良くなってもらいたいものです。

臍の形

私は自分の外見に全く自信がありません。思春期の頃は、目が二重だったらとか、鼻があと5ミリ高かったらとか、足がもう少し長かったらとか、鏡を見れば数えきれないほどのコンプレックスがあったものです。

 

 

歳を重ねるうちに、生まれ持ってきたものだから嘆いていてもしょうがないとあきらめてみたり、他にも悩まないといけないことがたくさんできたことで、外見のことは気にならなくなりました。

 

 

そんな私ですが、外見の中で満足しているパーツもあります。それは耳の形と、おへその形です。

意外と耳が大きすぎたり、妙に前に向いていたりしてそれを気にしている人もいます。でべその人も人前で出したくないという話を聞いたことがあります。

 

私の耳は全体的な大きさから、穴の開き具合、耳たぶの厚さや大きさ、どれを取ってもお手本のようにキレイと言えます。

へそも縦長ですっきりしたクールな形だと自負しています。

 

ところがこの数少ない自慢できるパーツに異変がありました。
妊娠出産を機にへその形が大幅に変わってしまったのです。

 

妊娠時、お腹は徐々に膨れていき、それに伴いへそも内側から押し上げられることででべそに近い形にまで変形していきました。

しかしこれは一時的なことで、出産すればまた元の形になるだろうと信じていたのです。

むしろ膨れて普段届かなかったへその奥が表面に近くなったことでへそのゴマが取りやすくなり喜んでさえいました。

 

出産後、だんだん腹はへこんでいき、妊娠前の状態に戻っていきました。ところがどうでしょう。

へその穴は元の縦長の形に戻らず、直径1センチの穴ぼこが開いた状態になってしまったのです。

以前のクールな佇まいは鳴りを潜め、だらしないカルデラ湖のような形になってしまいました。

 

数少ないチャームポイントを失いたくないので、なんとかならないかと腹筋を続けていますが変わりは見られません。私は知らない間に大事なものを失ってしまったのです。。

 

諸行無常、ずっと同じでいられるなんてありえないことですね。そう感じました。

また新しいチャームポイントを見つけることにします。

ムネリンの年俸

プロ野球が開幕しました。

WBCもなんだかんだ言って楽しませてもらいましたが、いよいよ本シーズンが始まります。

 

WBCをきっかけに、ひいきのチーム以外にも興味が湧き、ライバルチームであるホークスやパリーグカープなどにも注目をするようになったのが大きな収穫です。

 

ここへきて、ホークスに移籍のニュースが舞い込んできました。

 

カブスから契約解除されたムネリンこと川崎宗則内野手ソフトバンク電撃復帰です。
ムネリンの事は海外のスポーツニュースでハイテンションの片言英語でインタビューを盛り上げたり、イチローが好きすぎる人というエキセントリックな印象しかありません。


契約解除されてしまったものの、カブスのファンにとって記憶に残る選手だったのではないでしょうか。

 

誰もが知っているムネリンを招き入れたソフトバンクは話題性としは抜群の選択でしたが、
ムネリンも35歳、守備に定評があるとはいえ、これから先の現役人生は右肩上がりとはいかないでしょう。そして内野手であるムネリン、松田宣浩選手や、今宮健太選手などスター選手揃いのソフトバンクでは内野争いが激しく入り込む余地がありません。

 

それでもソフトバンクがムネリンを獲得したのは、話題性という部分が大きいように思います。契約金は9000万円とのことですが、それだけ支払っても経済効果が見込めるものなのか甚だ疑問です。ニューヨークメッツから移籍された松坂と似た雰囲気を感じます。松坂の時は、12億円の契約だったのでさらに無駄使い感が否めません。

 

ソフトバンクホークスの母体はご存知ソフトバンクです。機種の割引を餌に長期契約を結ばせたり、一年のごくわずかの期間以外の契約解除には違約金を設けたり、機種変をするタイミングで新料金プランに変更を余儀なくされ、速度制限を課してきたりとアコギなやり方でチャリンチャリンとせしめてきた利益の一部は、流れ流れて彼らの契約金になっているかと思うと何とも言えない気分になります。

 

私はそんな料金体系に嫌気がさしてすでにソフトバンクとの契約は解除し、格安SIMに乗り換えました。契約に関してはムネリンとは入れ違いになったわけです。

 

ともあれ今期ムネリンの勇姿を見られることをライバルチームを応援しつつ楽しみにしています。