府中トン子のただいま迷走中

四方山話を書くブログです。

あけましておめでとうございます。

・・と丁寧語で書いてしまったので、これからは新年も開けたことですし、丁寧語でブログを書いていこうと思います。

 

 

新年早々、家電量販店に用があったので街へ出ました。家電量販店の他にファッションビルも元旦から営業しており、福袋を手にほくほく顔の人が多くみられました。

 

 


福袋といえば昔は過去の残り物の寄せ集めでどんなアイテムのどんなサイズが当たるかわからないというイメージがありましたが、最近は人気商品なども詰め込んでいたり、あらかじめ中身がわかるものもあると聞きます。

 

 

ですが、私は、福袋やセールというものに抵抗があります。トラウマとなっているのは、かつて自分が販売員として勤務していた婦人服店での記憶が根強く残っているからでしょう。

 

 

私の働いていた店は夏と冬に2度大きなセールが行われていました。セール商品は大きく分けて2種類あり、一つは半年に店に出し定価で販売していた商品、もう一つはセール用に生産されセールのタイミングで店頭にセール価格で販売される商品でした。

 

 

私は事情を知らなかったので、セール用の商品があることを知ったとき結構驚きました。セール商品は定価が安くなった商品が並んでいるものだと信じていたからです。店長曰く、工場の閑散期に作るためコストが安く作れた商品だけど、品質は定価で出している商品と遜色ないもの、とのことでしたが、どこか安っぽい印象を受けたのを覚えています。

 

 

 

困ったのが、セール用商品についてお客さんが「これは定価いくらだったものなの?」「何%安くなっているの?」と質問されるときです。店長によってはセール用商品と打ち明けたくないためにはぐらかすよう指示する人もいましたし、工場の関係で、と正直に説明しろと指示する人もいました。どちらにしてもお客さんにとっては不信感でしかないでしょうね。

 

 

 

そんな商品を購入し、お得に買えたと喜んでいるお客さんを見ると申し訳ない気分になりました。そこを辞めた今でも他店でセールなのに同じデザインの商品が大量に陳列しているのを見ると、これもセール用商品かなと思い、気持ちが萎えてしまうのです。

 

 

また、定価で販売されていた商品に関しても半年間いろいろな人が試着し、触れまくっていた経緯を見ているために、セールの時期にはもはやくたびれて中古品のような状態でした。

 

 

もちろん店によって在庫管理や、商品の取り扱いの方法は違うと思うので、どこもこうとは限りませんが、私は今までの経験からどうしても競いあってまでセールで買う気になれなくなってしまったのです。

 

 

もし、欲しい商品があるのなら少々高くてもシーズンの始めに購入し、着倒した方が経済的だと思っています。そんなタイミングでは季節が合わなくて欲しくなった試しはないのですが。

 

 

 

しかしそんな風にセールを捉えれば、うっかりムードに押し流されて不要な物を購入してしまうのを踏みとどまれるのではないでしょうか。無駄遣いをしてしまう人には思い出してほしい役立つ話でした。