府中トン子のただいま迷走中

四方山話を書くブログです。

友人宅にて③~おもてなし?~

先月訪問したAという友人宅に再び招かれたため、行ってきました。

 

前回、訪問した際にお手製の昼食を食べていたときに、「茶碗蒸しを作るのが苦手」と何気なく話題にしたところ、今度講習を開いて作り方を教えてあげるということで今回の訪問が決まったのです。

 

 

茶碗蒸しが得意であれば口頭でコツや注意点を教えてくれたら十分なのですが、彼女はとにかく張り切っていました。そこからこまめにメールが来るようになりました。最初はあまり気にならなかったのですが、だんだんAの張り切りにモヤつくようになってきたのです。

 

 

まず、ほかに苦手なものがあれば教えてあげられるが何かないかというメールが来ました。
私は、茶わん蒸しの蒸しの部分さえ教えてもらえばいいのでお構いなくと返信しました。
そしてその返信に対し、Aは「では趣味で構わせていただく」と返ってきたのです。

 

 

次に、肉のそぎ切りの仕方やエビの背ワタ取りの方法は知っているかというメールが来ました。蒸し方のコツだけ知りたいと伝えているし、毎日料理をしているのでそれくらいはできるってわからないだろうか、と思ったので、「それは一応できます」と伝えました。

 

 

次に、結婚したら休日も家事に忙しくて趣味のアニメ鑑賞がなかなかできないという愚痴メールが来ました。
「いつも完璧に家事をしているからたまには手を抜いたら時間が作れるのではないか」と返信しました。
返事は来ませんでした。

 

 

さらに、張り切って「当日は10品作る予定です」というメールが来ました。
私は以前から再三お構いなくと伝えていますし、家事に時間を取られて趣味に時間が割けないと嘆いていることも聞いているので、「本当にお構いなく」と念押ししました。
返事は来ませんでした。

 

 

 

さて当日、レシピを記載したレジュメが用意され、料理番組さながらに下準備が施されたキッチンで講習が始まりました。品数はきっちり10品ありました。

 

 

Aは準備にかなりの時間をかけていたはずです。あれだけやればかなり疲れたのではないかと思います。それくらいのおもてなしを受けました。

 

 

でも私からすれば、ちっともうれしくないのです。彼女が費やした時間や労力は私に向けてではなく自己満足のためと感じたからです。
しないでほしいということをして喜んでほしいというのは何とも身勝手でないでしょうか。

 

 

家事についても自分で決めている事であって、誰かから強制されていることではないのにさせられている感を出して一人で苛立っているのにも疑問を感じます。

 

 

とはいえ、おもてなしとは自己満足と表裏一体というところで、本当に相手にとって心地よいことをするのは難しいと感じます。そしてここまでAに対して批判してしまうと自分で自分の首を絞めておもてなしを難しくしているようにも思います。

 

 

今回のことを反面教師にとりあえず、マウンティングをしないおもてなしを心がけてみます。