メルカリの独自ルールに思うこと
今日はこの記事が目に留まりました。
フリマアプリとして人気の「メルカリ」、私も不用品をお小遣いに替えようとしばらく利用していました。
この記事にもあるように「〇〇様専用」とか「プロフ必読」とかいう?なキーワードが出てきて、なんだか不気味なノリを感じてきました。
それに加えて値引き交渉をするのに、コメント欄を利用する際「コメント失礼します」「お気持ちばかりのお値引き」とか、ここでしか使わないだろうというメルカリ語みたいなものも散見され、それもなんか気持ち悪いなあと感じていました。
利用しながらこの気持ち悪さ、嫌悪感て何なんだろうと考えていたのです。
取引や交渉を重ねるに連れ、メルカリに潜む人の欲望を感じるとき私が恐れているものと重なったのです。
私は、戦争や災害で最も怖いのは自分に死が迫ってくることよりも、自分を含む人の浅ましさを目の当たりにすることだと思っています。
実際にそのような場面に直面したことがなく死ぬことへのリアリティが乏しいのもあるかもしれません。
平和な時は譲り合ったり、主張を控えている場合でもなにか事が起こると他の人を差しおいても自分を優先するさまを見るのがとても恐ろしく、それを見るならあっけなく死んでしまいたいとさえ思ってしまいます。
戦争や災害などだけでなく、日常でも同じようなことを感じることがあります。
例えば電車の座席の取り合いです。少ない座席をめがけて列に横入りし、一目散に席を取りに行ったりするおばあさんは見ていて吐き気がします。
あんなおばあさんは座席に座らなくても十分長生きするだろうと思います。
他にも激しいバーゲンセールの場面でもそれを思います。
サザエさんなどでもよく見かけるデパートでの初売りの場面、人を押しのけ、人のものを強奪してまで商品を手に入れようとする様子はチャンネルを変えたくなってしまいます。
メルカリも似た臭いを感じてしまうのです。
値引き交渉が許されているメルカリでは一円でも安く買いたい購入者と、一円でも高く売りたい出品者のせめぎあいを感じます。
またメルカリは取引を行った者同士、評価をつけあうことでモラルの維持を努めています。
それもあって取引をするもの同士、低評価をつけられないようにあらかじめプロフィールに注意点を書いておいて確認してもらうなどの独自ルールが発展していったのでしょう。
また、語感がまろやかになるようにかつ交渉を有利に運びたいから、変な言い回しを作っていったのでしょう。
私はそこに何としても自分が得をしたいという執念を感じ取り、気持ち悪さを感じてしまったのだと思います。
最近のメルカリはそのモラルも欠如していっているようで、ユーザーである友人からも頻繁にトラブルの声が聞かれます。
かつて盛り上がりを見せ、今となっては下火になっているヤフオクと同じ末路を辿るのでしょうか。
そしてまた新しい仕組みの売買のアプリができるのでしょうか。私のような臆病者に使いやすい平和なアプリを作ってもらいたいものです。