府中トン子のただいま迷走中

四方山話を書くブログです。

10ウン年ぶりにフリーマーケットに行って気付かされた衝撃の事実

気が付けば9月。まだまだ陽射しの強い日中も吹く風は夏のそれとは変わって秋の訪れを感じさせられます。

 

8月はお出かけらしいお出かけをしなかった我が家でしたが、近所に割と広めの公園があり子供を連れて散歩にはよく行ってました。

 

ある日いつものように散歩に行くと、広場が人でにぎわっていました。近づいてみると、フリーマーケットをしていたのでした。いつもはがらんとしている公園でしたので、お祭りのような活気のある様子にうれしくなったのと、まともにフリーマーケットを覗くのは学生以来10年以上ぶりくらいだったので懐かしく思ってワクワクしながら覗いていくことにしました。

 

高校時代は、フリーマーケットに行って古着のTシャツやジーンズを物色したり、大学生のお姉さんが出店しているCDなどをお勧めされたりと普通の店舗での買い物では感じられない文化交流の匂いがして楽しかった記憶があります。

大学に入り今度は自分たちが出店するようになりました。売り物にした服をどうやったらよく見えるか配置を工夫したり、値段をいくらに設定したら売れるか考えたり、値引き交渉に応じてみたりと、参加費を考えたらほんのわずかしか利益はでなかったけど充実していた記憶があります。

 

少し脱線してしまいましたが、公園のフリーマーケットを見て回るとすぐに違和感を感じました。

 

高齢化!」

 

出店している人も見て回る人も、50歳以上のおぢさんやおばさまがほとんどだったのです。出品しているものも煮物のような色の服だったり、何に使ったらいいのかわからない壺だったり全体的に渋いのです。

 

私の思い出のフリーマーケットの光景はどこにもありません。

 

グルグルと広場を巡っていて、気づきました。フリーマーケットをする若者がいなくなったわけじゃない、リアルの世界から姿を消しただけなのだと。

 

若者たちは青空の下で行われるフリーマーケットからは姿を消し、スマホの中のフリマアプリに流れていったのだと実感しました。

 

それは目の前のフリーマーケットに集まる人たちがスマホを持たない(持っていても使いこなせていない)世代であることからも納得がいきました。

 

私が、学生時代出品したものを良く見せようとしたり、価格設定に頭を悩ませたり、値引き交渉に応じたり・・というのを現代の若い子たちはネットの世界で同じように楽しんでいるのですね。感慨深い。

 

欲しいものはなかったのですが、すごい発見をした気持ちになれたので大満足でした。

 

※フリマアプリ、私もやっています。欲しいものが安く手に入るとうれしいですよね。でもユーザーが広がったことでトラブルめいたこともちらほら聞きます。この話についても考えたことがあったのでまた後日改めてまとめたいと思います。